オークションで妖精なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのオークションで妖精な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月28日の時点で一番のオークションで妖精なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.9 1 オークションで妖精なアニメランキング1位
Fairy gone フェアリーゴーン(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (254)
953人が棚に入れました
かつて妖精は、"兵器"だった――。この世界には、動物に憑依することで不思議な力を宿す、妖精が存在していた。妖精が憑依した動物の臓器を摘出し人間に移植することで、妖精を分身として出現させ、兵器として扱えるようになる。妖精を戦争の道具として自在に操る兵士たち、彼らは『妖精兵』と呼ばれた。長きにわたる戦争が終結すると、彼らはその役目を終え、行き場を失う。あるものは政府に、あるものはマフィアに、あるものはテロリストに。それぞれの生きる道を選択する。戦争から9年の歳月が経つ。主人公のマーリヤは、妖精に関連する事件を捜査・鎮圧する、違法妖精取締機関『ドロテア』に配属されたばかりの女の子。未だ不安定な政治情勢の中、戦争によって受けた傷や過去を持つ犯罪者が現れ、復讐のためテロを起こす。これは、無秩序な戦後に抗い、それぞれの正義を求め戦う『妖精兵』たちの物語――。

声優・キャラクター
市ノ瀬加那、前野智昭、福原綾香、細谷佳正、諏訪彩花、中島ヨシキ、園崎未恵、子安武人、大塚芳忠、津田英三、種﨑敦美、沖野晃司、小松未可子、間宮康弘、津田健次郎、麦人、川田紳司、寿美菜子、井口裕香、興津和幸、江川央生、伊藤静、土師孝也、東地宏樹、乃村健次

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

かつて妖精は兵器だった

序盤 あれどっかで

中盤 なんかなぁ

終盤 おお

この話は妖精を兵器として使った戦争の後の話
ジャンルは戦争・バトル・妖精・ファンタジー
妖精らしい妖精はあまり出てきません。サブタイトルがかっこよすぎです。「かつて妖精は兵器だった」これは私の好きな展開になるのでは?と思ったら...
まぁ期待外れもいいとこですよ。確かに妖精は出てきますが、基本は「終戦後の微妙な緊張感やまだ終わらない闘い」をメインに描いたものでした。荒廃した都市で何を考えるのか、とかではなく現時点で起こっている問題を解決する、いわば警察みたいなことをしている主人公たちです。そして肝心な妖精がどっかで見たことあるような感じです。そのうち「ザ・ワールド!」とか叫びそうですねw
しかし、この作品だって褒めるとこはあります。世界背景(設定)は好きです。荒廃した都市は出てきませんが、戦争の残骸は出てきます。それを見て何を感じるのか、何を思い出すのか。
そして主人公たちの考え方が面白いです。ある少女は周りがどんどん死ぬことを「私が不幸な人間のせいで」、と捉えた。ある男は自分だけが助かって生き残ることを「自分が幸運のおかげ」と捉えた。同じことのはずなのに、こんなにも見方が変えれるのはかなり面白いですよね。男のほうは冷酷な奴なのか、と言われればそれは違いますね。彼は彼なりに言い訳を作って逃れてるだけなのです。その受け入れがたい、直視できない現実から目を背け、理由をつくり自分を保とうとしてるだけなのです。これは人間模様がでますよね。そういうとこも確認しながら視聴を。

監督は鈴木健一さん。はたらく細胞の監督をされた方ですね
シリーズ構成は十文字青さん。テレビアニメのシリーズ構成は初だそうです
キャラデザは清水貴子さん。ジョジョや創聖のアクエリオンEVOLのキャラデザをされた方ですね
劇伴は(K)NoW_NAMEさん。灰と幻想のグリムガルの劇伴やopedを担当した方たちですね
アニメ制作はP.A.WORKSさん。安心安全の会社ですね

作画は普通。妖精は3DCGでしたがその他は丁寧でしたし、妖精のモデルも丁寧な印象でした。戦闘シーンも細かく良かったです
opは(K)NoW_NAMEさんの「KNOCK on the CORE」結構好きです
edもおなじく(K)NoW_NAMEさんの「STILL STANDING」
声優さんは市ノ瀬加那さんをはじめとする前野智昭さんや細谷佳正さんなどの演技が良かったです。役にあっているなと感じました

総合評価 まぁテーマ負けかな。でも面白くないわけではない

投稿 : 2024/12/28
♥ : 15

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

『灰と幻想のグリムガル』作者の十文字青の名が!?(← 事前には見事にノーチェック(笑))

P.A.WORKS制作のオリジナルテレビアニメということらしいのですが、放送前から画面の雰囲気とキャラクターデザインは好みだったので観るつもりはありました。

ということで第1話を観たのですが、シリーズ構成・脚本に、なんと『灰と幻想のグリムガル』作者の十文字青先生の名が!
(↑番宣を観ていたときにはまったく気にしていなかった(笑))

OP主題歌の感じではメインキャラは男女2人ずつ、計4人でお話が進むようです。

どういう世界設定かいまいち不明ですが、ヨーロッパ大陸っぽい街並みと白人っぽい登場キャラクター、あと銃が存在するようなおよそ十九世紀末くらいの文明レベルの世界ですね。

とりあえず二つの国が大きな戦争をやった後の世界のようで、戦時中には戦力として当てにされていた「妖精兵」なる存在が、国家管理以外では非合法化されているようでした。

妖精兵の能力としてはジョジョのスタンドとかペルソナバトルみたいな感じのものを思い浮かべていただければ良いでしょう。

能力バトル的な場面では3DCGが活かされそうです。過去に近しい関係だった男性2人(戦友)、女性2人(同郷の幼馴染)がそれぞれ別の立場で邂逅するお話になりそうです。十文字青先生がメインストーリーを担当するなら、わりとシビアな話になりそうなのでそのあたりも注目しながら観たいと思います。

2019.10.7追記:
ストーリー的には併合国家にありがちなゴタゴタをベースにしていますが、個人的にはこういう話は嫌いじゃないです。ただ、1クール目だけだとストーリーのちゃんとした評価は付けにくいですね。

鑑賞状況を「今観てる」にしてほったらかしていたのですが、分割2クール目が始まってしまったので、とりあえずこちらは「観終わった」にしておきます。ということで、以降のストーリーに関するレビューは2クール目の方で。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 35
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

チークが可愛い

オリジナル作品
とりあえず、絵がめっちゃ綺麗なのとオリジナル作品って事で視聴。

お話のざっくり概要
なんかスタンドみたいなのが妖精?でそれと本体で戦うっていう
まんまジョジョのスタンド的なの。あんまり特殊能力系ではない
ベロニカって幼馴染を探して傭兵のバイトから
ドロテアというなんかデカイ組織に大抜擢。
戦争時代の人たちがテロ起こそうと画策してて
平和の為にそれらと戦っていくお話
って感じ?良く分かんないっす。

なんというか話はいまいち全容が見えてこない
というかそんなに物語にぐいぐい引き込む力が足りてない
感じで、良いエピソードもあるけど勿体ないなーと…
後半の巻き返しに期待です。

とにかく作画は凄くて、
背景は空想上の風景なのに、その世界があるかのように描かれてて凄い
キャラデザも魅力的。女の子は化粧かな?チークもあって凄い
アニメだと、動かした時にそういった部分て顔だと胡麻化しきかなくて
難しいのにそれに挑んでるのは凄いなぁ…色彩の腕の見せ所なんでしょう
とにかく色彩が綺麗、ディティールが細かい
女の子が可愛い(超重要)

あとよく動きます。そりゃ省エネの所もちゃんとあるけど、
動く所はちゃんと動いてて、こりゃ労力ハンパナイだろうと思いました。

超どうでもいいですけど、ベロニカなのにあだ名はベルなの?
ベロじゃなくて?とちょっと変な所に引っかかってました。
何か理由があるんだろうか…?

途中で重いエピソードもあるんですけど、
そこに至るまでのキャラの相関関係や
感情移入できる程の掘り下げが出来てなくて
ただ、唐突に差し込まれた感が拭えなかったです。
独自の世界観に視聴者がついていくのが精一杯なのもありますけど
キャラの心情が割と描き切れてない
(少なくとも視聴者まで届いてない)のが残念

ネガティブな事を多く書いたのですけど、
オリジナル作品な点は凄く高評価で、それでファンタジー物を描くのは
凄く好印象です。全てを説明しなければならず、大変だと思います。
ファンタジーは導入の描き方が本当に大変なので、
最近はそこを手抜きした異世界転生系が多いですけど
本作はちゃんとオリジナルの世界観、世界、
そこで生まれ生きているキャラ達を描いてます。
それだけでも十分評価に値する作品です。

ただ、これだけは言わせて欲しい。
作品を見ていてどうしても突っ込まずにはいられなかった…
{netabare}
おまえらちゃんと射撃練習しろよーーー!!!!!

なんていうか…近衛兵ってなんなの?
まじで銃を当てない練習でも毎日励んでるの?バカなの??
相手が凄いんじゃなくってさ、単に近衛兵のレベルが低いというか酷いw
これじゃあのおっさんが強いとは受け取れませんよwww
(当たる銃弾をすべて叩き落すぐらいやってくれないと凄さがわからんす)

普通のおっさんvs奇跡の命中精度を誇る精鋭の近衛兵達

どんなに頑張っても命中率0%という謎の奇跡…
弾丸だって市民の血税なんだ!ちゃんと練習しろよぉ!!!
{/netabare}

あー、言いたかった事をいえてスッキリしたw
後半戦が始まる前に書かなきゃと思って焦って書きました。

あと、全く作品には関係ないのですが…
{netabare}
これ…ハチナイよりも点数下なの?
{/netabare}
なんかしゃくぜんとしない。作画に関しては完全勝利なのに…
あ、物語配点はオリジナルなので少し加点し甘くつけました。

ちゃんとしたファンタジーや
オリジナル作品が見たいって人には良いかも?
出来は悪くないです。少なくとも作画は高品質です。
なんのかんの言いながら後半楽しみにしてますー

投稿 : 2024/12/28
♥ : 27

64.8 2 オークションで妖精なアニメランキング2位
魔法使いの嫁 星待つひと 前篇(アニメ映画)

2016年8月13日
★★★★☆ 3.6 (137)
576人が棚に入れました
羽鳥チセ15歳。身寄りも、希望も、生きる術も、何一つ持たぬ彼女を金で買ったのは、悠久の時と寄添うヒト為らざる魔法使いだった――。彼に『弟子』として、そして『花嫁』として招き入れられた時、少女の中で停まっていた針がゆっくりと動き始めてゆく……。

声優・キャラクター
種﨑敦美、竹内良太、内山昂輝、遠藤綾
ネタバレ

デュフフ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ベーコンon the パンケーキおいしそう

原作既刊済7巻まで既読
本作はコミックス6巻特装版に同梱のオリジナルストーリー(本編の前日譚?)
中編は7巻特装版に、後篇は8巻特装版に付属
劇場公開もされてたせいかクオリティーが高い
画質もめっちゃ良かった


今作の内容は中編、後篇に続く為のプロローグ
正直、前編はストーリー云々はほとんどないのですが
作品の世界観、雰囲気を楽しめました。
「星待つひと」は本編前日譚?で主人公の幼い時の話でほぼ中編から始まる

このクオリティであれば10月からの本編アニメ化にすごい期待です
ベーコンon the パンケーキがすごくおいしそうに見えるくらいのクオリティ




原作は『ファンタジー』+『人外×人のほのぼの恋愛』
児童文学的な割と残酷なシーンもありますが
世界観、雰囲気、ストーリ、出てくる妖精等の人外、
ドラゴンたちが住む国なんかのファンタジー感がやばいです
そして主人公たちの心の機微の表現がとってもよい作品です

舞台はイギリスはイングランドの田舎
魔法使いっていうとイギリスの田舎が合いますね
この作品でも表現される自然の美しさや季節の移ろい
ファンタージー感を盛り上げててぴったりです。




原作本編は
{netabare}悪魔やバケモノといった人ならざる人外の姿が見えたり、声が聞こえてしまう少女が、
そのことによって周囲から疎まれ、傷つき、生きることに希望をなくし、
オークションで人身売買に出品されるところから始まります。

落札したのは頭骨の頭を備えた人間ならざる異形の魔法使い
でも性格は英国紳士なんですよ

生きることに希望をなくしているが、人のことを思いやれる心優しい主人公が
「生きる」ことのリハビリ中の不器用さと
人間ならざる異形の魔法使いが「人」というものを知っていこうとする不器用さが
繊細に表現されてて
イギリスの田舎の背景や自然、妖精や人外のものの美しさと相まって
すごく良いです。{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

茨の魔法使いと出会う以前…チセに訪れた一片の前日譚。

たまたまボーっとNETFLIXの画面をスクロールしていた時、「魔法使いの嫁」のタイトルが目に入りました。
何気なく開いてみると、アニメ本編の他に「星待つひと(OVA)」と書かれているではありませんか。
あれ、この作品にOVAがあったんだ…と思い公式サイトをググって分かりました。

このOVAは、コミック第6巻・7巻・8巻に同梱された作品だったんです。
それで思い出しました。
アニメ本編を視聴した際にこのOVAの存在を知りましたが、特装版に手を出す勇気が無くて視聴を断念していた作品だったんです。
もう絶対視聴できないと思っていたのに、まさかこんな形で出会えるなんて…
NETFLIXに加入していた旨味を感じた瞬間でもありました。


羽鳥チセ 15歳。
身寄りも、生きる術も、希望も何一つ持たぬ彼女を金で買ったのは
ヒト為らざる魔法使い・エリアスだった。
彼に「弟子」兼「花嫁」として招き入れられたチセは戸惑いつつも、
停まっていた時を動かし始めてゆく……。

そんなゆっくりと、しかし着実に時を育む、穏やかな或る日…。
ロンドンのアンジェリカより届いた書籍を整理しようとするチセが見つけたのは、
日本語で描かれたひとつの本。


チセとこの本との出会いから紡がれるのは、チセがまだ幼く独りぼっちだった頃の物語でした。

チセは生まれつき「人ならざるモノ」が見える特別な能力を持っていました。
アニメ本編でも人ならざるモノは沢山でてきましたが、エリアスとチセの暮らす家で見かける妖精などに悪意は感じられませんでした。

ですが、チセの幼いころ、彼女の周りには醜悪なヤツばかりで、チセに嫌がらせばかりしてくるのですから堪りません。
彼女はみんなと同じ様に生きていくことを望んでいますが、人ならざるモノがチセの行く手を阻むのです。
この悪循環…チセは相当苦しかったと思います。

話をしても信じて貰えなくて、疎まれて、嫌われて…

今とは大違いですが、あの頃を乗り越えてきたから、今の暮らしがより大切に思えるのではないでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

OVAの主題歌は、Julia Shortreedさんの「CLOCKWORK QUICK AND LIGHTNING SLOW」

1話23分の物語でした。
懐かしさを感じながら引き続き「中篇」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 14

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

良心と野心と、

知らない作品であった。

TVシリーズに先駆けて、“星まつひと”が、前・中・後編に別れて発表されているという体裁に興味を持った。
いわゆるOAD、コミック限定版のDVDだそうである。
これが原作の前日譚というのが、また気が利いている。

映画館でも限定上映され、原作ファンの圧倒的な支持を受けて、本編がTVシリーズ化されたということだ。

前編を観終わって、なんと美しく丁寧な作りであろうか、というのが先ずもっての感想である。
しかし同時に、大いなる闇を内包したストーリーのようにも感じ、不安と期待が膨らむばかりである。

何と言っても“バフォメット”である、悪魔である。
そして、えらく言葉が丁寧だ。
大丈夫か、チセちゃん。
心配である。

少し興味が出て、マッグガーデン設立の経緯を知った。
Production I.G からスピンアウトした WIT STUDIO の熱意も知った。

二律背反、制作者の良心と野心が同居した、誠に面白い作品だ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11
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